今回、スペシャルな打出の小づちを手掛けていただくのは、石川県の伝統的な色絵磁器「九谷焼」の第一人者、高 聡文さんです。
九谷焼は約360以上の歴史を持つ、日本を代表する色絵陶磁器です。その特徴であり、最大の魅力は「上絵付け」です。
「上絵付けを語らずして九谷はない」と言われ、赤、黄、緑、紫、紺青の九谷五彩といわれる色彩使いと優美な絵柄が魅力です。
高 聡文さんは九谷焼の道で34年以上活躍され、伝統的な金を使う絵付け「金襴手」の技法で自然のモチーフや伝説の神々を彩り豊かに描く、華やかさと気品ある作品が国内・海外ともに高い評価を受けています。
本品「神よ出づる 打出のこ小づち」には、高さんの代表的な花絵柄をメインに、吉祥の象徴である鶴と亀のモチーフを小づちの左右に施し、モダンながらも格調高いデザインに仕上げていただきました。